つつけば消える泡のようなお話。

水の底から失礼します。

昨日、4月15日。
渋谷さんとメンバーの言葉を読んだ。わからん。とりあえず五臓六腑と手足の末端が氷に撫でられたように冷え冷えと熱をなくしていくのだけはわかった。

テレビで会見を見た。
そこには渋谷さんとメンバーがいた。安くんがいない理由はtwitterで知った。入院するほどの転倒とのこと。なんで。わからん。けど心配です、お大事にしてほしい。そして一緒に会見出たかったであろう安くんが気に病むことがないように…と願う。

会見を見た後からの感情の起伏はひどいものであった。

こんなことを言ってみたと思えば

なんて言ってみたり。
祖母と赤子が交互にやってくるひどい有様である。

そして今日、仕事であったけど形状記憶社会人のわたしはちゃんと定時に出社して定時に上がってきた。えらいな自分。(中指の爪半分逝ってしまったのはあれだ、気にしないことにしよ。今日からしばらくゴム手袋生活です。関係ない)

くっついてるのが剥がれるのって痛いんですよね。その面積が大きければ大きいだけ痛みも大きい。
でも今回関ジャニは剥がしたんだなぁ、と。渋谷さんは関ジャニを。関ジャニは渋谷さんを。自分たちで。それは剥がれるよりもっともっと痛みを伴うものだったと思う。

ずっとずっと長い間一緒にいると考えている事がなんとなくわかるようになって、周りからあうんの呼吸とか言われたりしちゃって。
自分が心地よかったり周りから求められたりするとそうあろうともして。個性を認め合うとはまた別のところで相手と自分の境界がだんだん曖昧になってくることもあると思う。それが、幼なじみで友達で仕事仲間であるならばなおさら。

誰よりも近くにいた自負がある。
近くで見てきた自信がある。
同じ目標に向かっていた確信がある。

そんな絆の強い彼らのことがわたしは大好きで同じことを思いついた一瞬の視線の交換だとか、笑顔のこぼれるタイミングだとか、誰かの口ぐせを誰かが使ってしまうことだとかを集めては宝箱にしまっていたよ。

関ジャニ∞が好きだ。
渋谷さんがいちばん印象に残っていると言った、楽屋でくだらない事で笑いあっている彼らがわたしも大好きだ。
でも渋谷さんの記憶に残るメンバーはもう二度と見られない。6人でもきっとくだらない事で笑いあったりするでしょう。まるちゃんがふざけて大倉くんが笑って亮ちゃんが噛み付いて安くんが宥めて村上くんが突っ込んで横山さんがそれを見守る姿があるでしょう。
でも渋谷さん、貴方はいないから。それをさみしいと思っています。かなしいと思っています。すこしの憤りも。


最近、笑顔が多くなって優しい顔をするようになって、メンバーの作る音の中を楽しそうに泳いでいた渋谷さん。
横山さんはトランペット楽しいと言い、村上くんもグリス気持ちよくできたって言ったりして、丸ちゃんが本腰入れてベースに向き合って、安くんがコンペで映画主題歌勝ち取って、亮ちゃんがはちゃめちゃかっこいい曲作って、大倉くんが気持ちよさそうに天を仰いでドラム叩いてて。
変わらないものなどない、なんて知ってるけど知らしめられたくなかった。

渋谷さんに向かう夢があるように。メンバーにもまた夢があって、もしかしたらその夢は渋谷さんが離れることで一度つぶれたかもしれなくて。
それでもメンバーは夢に向かう渋谷さんの背中を押すと決断して。
会見を開いてくれた。
会見を見て夢に向かう渋谷さんにも送り出すメンバーにも矛盾がなくて困った…。それでこそ…とか思ってしまって困ったからこその冒頭の混乱であると思うんだけど。

ほんとに困る…好きだから困る。
ひとかけらも嫌いにならないしなれないのが困る。

こんなのもう、いつか関ジャムにゲストに来てくれなきゃ困る。いつかジャニ勉のゲストにしれっと来てくれなきゃ困る。いつか久しぶりに帰ってきた時に道端でなのにさんに見つかってもらわなきゃ困る。
よろしく頼むよ、いつか。

最後に、わたしは村上くんが好きなので常々村上くんには美味しいご飯を食べてぬくぬくおふとんでゆっくり眠って大好きな人 と笑っててほしいと思っているのだけれど、その大好きな人の筆頭に渋谷さんがいたのですよ。「大好きな人と笑って」の部分、どうか、よろしく頼む。